オンライン中国語原書会

【オンライン原書会】今月は”严歌苓の作品を読んでみよう” #中国語原書会

9月になっておりました!💦💦

今月の課題本は、严歌苓の作品です。

以前ご紹介した記事に、各作品の難易度を追記しました。
私の感覚、严歌苓の他の作品との比較による難易度です。
各自感じ方は異なると思いますが、参考になれば幸いです。

9月に严歌苓の作品を読んでみませんか? オンライン原書会・第3回のお題  #中国語原書会

”難しい”と思われがちな严歌苓ですが、読む作品が多くなるにつれ、そうではないことがわかりました。”難しい”というより、難易度がこんなに異なる作家は珍しいです。本当にバラバラなのです!

難しく感じる理由の一つに、時代背景の理解が求められることがあります。
一方で、簡単に感じた作品は、時代背景の理解を求められないものでした。

易しくて、ストーリーに入り込めるものとして、私がおすすめするのは下記の作品。

《床畔》
《老师好美》
《寄居者》

これまで読んだどの作品も私は満足できました。
以下は難しかったけど読み終えて、出会えて良かったと思える作品でした。

《陆犯焉识》
《第九个寡妇》

ねずみのチュー太郎さんお勧めの3作品のうち、2作品が私と一緒!
チュー太郎さんのご紹介もご覧ください。


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《活着》再読 #中国語原書会


8月になってしまいましたが💦、7月のオンライン原書会の感想です。

一番泣けた(心を揺り動かされた)シーンはどこですか?
印象深いシーンはいくつかありますが、一つは有慶が献血が必要だと聞いて、意気揚々と病院までかけていって、自分の出番はまだなの?と先生に聞いて、ひたすら待っているところです。

その後の命を落とす展開が(今回再読ですがここは忘れていて)ショックなあまり、献血を待っているシーンが印象に残りました。

あとは、凤霞が人にもらわれる際、畑に福貴を見に来て、涙を流しているシーン。声を出せない凤霞の顔に流れる涙が目に浮かぶようでした。

一度読んだことがあったので、たくさんの人が死んでいくことは覚えていました。でも、有慶と苦根がどう亡くなったか覚えていなくて、特に有慶が病院へ駆けていく所を読んでいる時は、その後にこんなことが待っているなんて全く想像もしなかったので、ショックが大きかったです。無防備な状態でした。後半からラストまでカフェで読んでいたので、泣きたいのにこらえなくちゃいけないのがしんどかったです。

あなたにとって一番気になる人物は?

有慶にします。
小さな男の子がいるからか、有慶の一挙手一投足を自分の子供に重ねて読んでいました。羊を毎日一生懸命世話をしているところや、生活のために羊を手放さなくてはならなくなり、父親に屠殺用としては売らないでとお願いするところなど、一つ一つのシーンに切なさを感じました。

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『活着』は初めて読んだ原書でした。再読して本当によかった。あれほど不幸なことが続くのに、読後はなぜか爽やかな気持ちになっていて不思議でした。生きていること自体が素晴らしい。そんな気持ちにさせてくれる作品です。当たり前の日常を大事にしようと思わせてくれる作品でした。 数年後にまた再読したいです。

この企画がなかったらなかなか再読しなかったと思います。しかも期限付きなので、だれることなく一気に読み切ることができました。こんな素敵な企画を考えてくださった天天さんに感謝です。ありがとうございました!

8月のオンライン原書会は、まだどの作品を読むか決めていないので、ゆっくり決めたいと思います☆ (決める過程も楽しいですね)。

オンライン原書会、自分では選ばない本を読める貴重な機会ですね。読んだことのある本を再読できる機会でもあります。積読本にプレッシャーをかけられていますが、なるべく毎月参加していきたいと思います!

《活着》再読後、こういう瞬間が以前に増して愛しくなりました。



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