語学学習

自分の過去の歩みだって参考になる!

ふと自分の過去記事をかなり遡って読んでいたら、
驚いたことに私は09年からリプロダクションを断続的にやっていたようでした。
記憶ではもっと後から始めたとばかり思っていました。

今読み返すと(前のめりで)ちょっと引く記事が多いですが、、、
当時はがむしゃらだったようです。

スクールで先生がおっしゃっていた参考になることを書いている点が特に良い!(>自分)
すっかり忘れていることばかりで、「そうだったのね~~大事だよね~やらなきゃね~」と自分から励ましをもらいました(笑)

人って忘れていくものですね。
勉強であれ、仕事であれ、その都度感じたことや大事だと思ったことを記録していくのは大切だと改めて感じました。

通訳トレーニングの時間をもっと増やさねば。

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原書を読むだけでは語彙は身につかない

原書を読んだ後に中国語でまとめを書いています。

最初の頃は上手に書こうとは思わず、書く作業自を楽しめていましたが、読む冊数が増えてきたのに、アウトプットで出てくる中国語に変化がないことに悩むことが増えてました。

「読む」と「書く」は全然違うのです。
あんなにスラスラ読めていたのに、書けない~!というショック。
それを毎回味わいながら読後のまとめを書いています。

主に悩むのは2点。

①どうまとめるか?(何を書くか)

②自分の中から出てくる中国語がしょぼすぎること

時間がかかり、頭をひねる大部分の理由は①です。
作品の内容紹介よりも、導入をどう書くか(人が読みたくなるようにどんな導入にするべきか)でかなりの時間悩みます。作品の内容を要約する形で書く場合は、比較的書きやすいです。作文時間が長い時は大抵、書き始める前に、「どう開始して、どうまとめるか」を考えるのに時間を要してしまったとき。結構ストレスです。

そして、自分の中から出てくる中国語にもショックを受けます。

これは書く内容のイメージができて、さあ書こうという時に味わうもの。

原書を読み終わる度にこの作業をしているので、「読める」=「書ける」ではないことは嫌という程知っています。

最近、このままではいけないなと改めて思いました(これまでにも幾度となく感じてきました)。

そこで、中検1級対策も兼ねて、読了した原書でわからなかった箇所・線をひいた箇所を中心に、文単位や段落単位で書き写しています。

まだ始めて5日なので、継続できて軌道に乗ったら取り組み方をご紹介したいと思います。

英語・中国語・仏語の語学の達人であるシンガポールおじさんから直々にありがたいアドバイスをいただきました!!


「能動化の努力は学習者を裏切らない」そうです!!
この言葉を励みに能動化のためのインプットを続けます。

以下のつぶやきも参考になりました。


これ私のこと(^^;) これからは多読に並行して、語彙強化にも取り組みます。


この鮮烈な喜びは味わったことあります。確かにおっしゃる通り!


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こう考えたら、中国語のできる人を見ても落ち込まなくなった

以前は中国語が非常にできる人を見るたびに、ズドーンと奈落の底まで落ち込んでいましたが、現在は落ち込んだとしても、程度は軽く、回復するのが早くなりました。

これには発想の転換が大きく関係しています。

【通訳者のサンドイッチ】 キーワードは『かけあわせ』 ~ あなただけができる仕事 ~

例えば中国語の実力という要素で人と自分を比較すると、叶わない人は五万といるわけですが、そのような比較をしても意味がない、ということに気が付いたのです。(今までは無駄な比較をして落ち込んでいました)。それよりも、上記の記事にあるように、「中国語+『自分が持っている他のリソース』×1、2…」と組み合わせることで、自分こそができる仕事があるはずなのです。このような発想をすると、自分より中国語がものすごくできる人に出会っても、落ち込まなくなります。というより、落ち込むことに意味がないことに気が付かされます。


振り返ると、以前は落ち込むたびに「はあ、やっぱりだめだ~」と悩むことに時間を費やして、時間を無駄に消費していました。今では、中国語の運用能力ではこの人には一生かかっても叶わないけれど、私には他の武器がある(はず)!と気持ちを切り替えることができるようになりました。

そうすると、以前であれば長く落ち込むことになるマイナスの衝撃が、前へ向かうプラスの原動力になり、勉強面で適度な刺激にさえなるのですよね。発想を変えただけでこんなに変わるんだ~と自分で驚きでした。


新年を待たずに今始める!年末年始特別企画に参加します #kickstartyy2016

100 WISH LISTさんの新企画に参加することにしました。

【100 WISH LIST・年末年始特別企画】2016年の英語学習を「成功体験」から始めよう #kickstartyy2016


企画のコンセプトをより理解するために、こちらの記事も読まれることをお勧めします。

【英語学習】実りある2016年にするために、年末の今こそ、目標をたてよう

年末の今、動くといい3つの理由が書かれています。
・日付、年度が変われば「できる自分」に変身できる訳ではない
・大きな目標を達成するために「小さな行動」から始めてみる
・一足先に行動できたという充実感、そしてそれができた達成感

私を特に動かした理由は、1つ目と3つ目。

新年を迎えて、「さあ今年こそやるぞ~!」と意気込むものの、里帰り中で普段の日常から離れた状況で、実際着手するのは自宅に戻ってから。そうすると年が明けてから既に数日経っています。さらに新年になったことでテンションが上がっているため、目標もあれこれ実現できなさそうなことまで欲張りがち。新年を迎えてから動き出すと、エンジンかかるのが遅い上、やけに大きな目標ばかり立ててしまいます。記事を読んでいてなるほどど何度もうなずいていました。

小さな目標を設定して、早めに行動して得られた充実感をエンジンにして、上手にエンジンをかけ続ける。100 WISH LISTさんの提言にうんうんとうなずいた私は、早速Twitterで参加を表明しました。


大きな目標を達成するためには、小さな行動、そしてその継続が大事、とありましたので、必要性があり、今すぐできて、比較的短期間で達成できそうなものは何だろうと考えた結果、色々ある弱点の中から、すぐに克服できそうな弱点を短期克服しよう!と思うにいたりました。

通訳場面で必ず使われ、かつ、もたもた反応することが許されない文の瞬間訳出練習をすることにします。

複数の本を使い、該当する箇所を片っ端から片付ける予定です。1冊目はこの本から。


実戦ビジネス中国語会話―日中ビジネスマンへの道



本文に付録の形で、「関連文型」が掲載されており、これを瞬時に日中訳出できるよう練習します。

29日になんとかスタートを切りました。年末に動けたことで、既に充実感があります。

100 WISH LISTさんの記事がヒントとなり、テキストに対する考え方も変わりました。これまでは1冊をしっかり仕上げなければいけないと思っていましたが、複数のテキストで似た内容の箇所を選んで集中的に取り組む方法もありですね。

この本の該当部分が完了したら、その達成感がエネルギーとなり、次のテキストへとスムーズに移行できるはずです。がんばります。

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中国語筋トレは第2課を65回練習しました。

外国語ドラマの効果的な活用法を教えてくれる本

活きた中国語を身に着けるために、中国語のドラマをもっと活用できたらいいのに、と思いつつ、楽しみながら継続できる方法を見つけられないでいました。

ドラマで勉強しよう!と思う度に、第一話から最終話までドラマ丸ごと全てを吸収しようとして毎回挫折していました。ところが、ドラマを活用して勉強するのに、作品全てを消化しようと思わなくてよいのだとこの本が教えてくれました。英語について書かれた本ですが、他言語にも応用できると思います。


以下、私にとって特に参考になった2点について書きます。
太字部分は本の引用です。

【その1】 精聴と多聴を使い分ける

まずそれぞれの定義について、本によると以下の通りです。
精聴=ある場面を決め、そのセリフをできるだけ正確に聞き取る練習
多聴=洋画ビデオで言えば、映画のストーリーを大づかみに理解すること

"初心者が勘違いしやすい一つに、選んだビデオを丸ごと1本、始めから終わりまで「精聴」の教材にしてしまうことです。せっかくビデオを買ったのだからどうしても丸ごとやらないと気が済まない、あるいはお金を無駄にしたような気がするという人もいるかもしれませんが、それはかえって時間の無駄になりかねません。初心者のうちは丸ごと1本の作品を教材とするよりも、できるだけたくさんの作品で、興味をひかれた場面、これなら使えそうな状況英語だぞ、と思った場面をどんどん聞いてヒアリングしたほうが、ずっと効果は上がります"

使用する映画の選び方として、自分の日常生活を基準に、実際に使えそうな状況のものから学ぶことを強調されています。

"「このセリフ、あの表現はこんな場面で使えそうだぞ」と、使えそうな日常の状況を想定しながら洋画ビデオの英語を聞き、覚えることは、動機がはっきりしているだけに英語のマスター速度は飛躍的に向上するものなのです。"

また、多聴の目的が3つ紹介されています。
1.ナチュラルスピードのリズムに無意識に慣れ親しむこと
2.自分の知っている単語・表現がどの程度あって、どの程度のレベルの英語なのかと考えながら、漠然とした気持ちで聴くこと
3.「精聴」のシーンを選定するための予備段階ととらえる


【その2】 どんなに短時間でも、毎日継続する。ヒアリングとリピーティング練習を行う。

"1回のヒアリングに多くの時間をかけるよりも、1日に何度か短い時間でも回数を重ねたほうが効果は上がります。(中略)毎日15分間の聞き取りをやることです。(中略)自分の声でその音を出す練習を徹底的にやってください。その英語を映画の俳優の話すリズム、スピード、感情で何度も練習し、その俳優をそっくりそのまま真似ることができるようにするのです。"

毎日最低15分間のヒアリング練習とその後のリピーティングを練習する、とありますが、理想としては、3か月間、毎日30分のヒアリング、40分のリピーティング練習を続けること、とあります。



上記の2点を実践するうえで、挫折しないためのアドバイスとして、精聴と多聴を使い分けるコツについて書かれています。

"ただし、自分の覚えたい場面を2~3箇所選んで聞くようにし、残りの部分は映像を楽しんだりあるいは英語のリズム感を養うための多聴練習といった気楽な気持ちでやることが肝心です。
楽しみながら英語を覚え、話せるようになる洋画ビデオを単に教材とするだけではあまりにもったいないというものです。語学学習は継続こそ力なりです。途中で息切れがしないようなゆとりのある練習を心掛けるようにしてください。"



暖かいアドバイスです。この本のおかげで、今後はドラマを丸ごと消化しようと焦るのではなく、ドラマを使って楽しく勉強できそうです。岩崎先生、ありがとうございます!

私が中検1級対策をしたくない理由

今回は私が中検に特化した勉強をしたくない理由についてです。
実はこれはフランス語と関係があります。

随分前にフランス語検定3級を受験したことがあります。

大学の第二外国語で履修し、お遊び程度に勉強していました。社会人になってから、昼休みや退社後のカフェ勉など隙間時間を利用して検定試験の準備をしていました。フランス語を真剣に学ぼうという気持ちより、隙間時間の活用で3級がとれるのか試してみたいという気持ちの方が強かったです。

試験までどれくらいの期間、隙間勉強をしていたのか覚えていませんが、過去問を中心に勉強し、合格することができました。しかし、合格の結果を手にしてふと思ったのはこんなことでした。

合格はしたけれど、3級に登場するレベルの会話を私はほとんどできないじゃないか!!

受験する前に気が付いても良いことを、合格のハガキを目にして初めて気が付いたのです。

試験まで過去問を中心に”黙々と”勉強していたのですから、話せるわけないのですが、この気づきには大きなショックを受けました。「基本的な会話さえできないのであれば、試験に合格しても意味がない」と痛切に思いました。

この経験がきっかけとなり、それ以降、語学の検定試験に特化した勉強は、試験直前を除きしないようになりました。自分が求めるレベルに達するために、普段から必要な勉強をこなしていれば、語学力を測る試験は自然に合格するはず、と思うからです。

検定試験対策が全て無駄なわけではなく、先日の記事でも書いた通り、他の勉強法と組み合わせればメリットはあります。私が危惧しているのは、試験に合格することをゴールにして、そのためだけの勉強に没頭してしまうことです。語学の検定試験に特化した勉強をして合格しても、運用能力が伴わない場合、虚しくならないでしょうか。私はフランス語検定の時に虚しくなりました。

先日中検1級を受験して、今の勉強を続けていればいつかきっと合格できる!と思いました。早く合格して、中検対策の勉強で苦しんでいる学習者に全く別のやり方を紹介できるようになりたいです。

中検1級については、合格しても履歴書に書く上で大きなメリットがあるとは思えないのですが、しつこく受験している背景には理由があります。これについてはまた改めて書きたいと思います。




”多読・多聴のメリット”を再び確信した瞬間

先日の記事で、多読・多聴のメリットとして、新しく覚えた単語・表現に出合う機会が増え、記憶の定着度が高まる、と書きました。
(先日の記事:多読・多聴のメリット

早速、それを確信させることが起こりました。

前回の記事(逐次練習にぴったりな「聴く中国語」)でご紹介した「聴く中国語」で逐次練習していたところ、伊勢神宮を中国語で紹介するコーナーで"最も格式の高い"という表現が出てきました。

これに該当する中国語は"规格最高"とありました。正直ピンとこず、本当にそう言うのか自分の中では保留にしていました。

ところが現在速読用に読んでいる原書《我的零点时刻》の中で同じ表現が出てきたのです!


これで今後は"格式の高い"という表現について訳す際に迷うことはなくなります。

覚えたばかりの表現に別の媒体で出会い、記憶がさらに定着する。まさに多読・多聴のメリットです。

多読・多聴のメリット

このブログは、以前は自分の日々の勉強について記録するものとして、自分が書きたいように書くことを主として、読者のみなさんに読んでいただくことはあまり意識していませんでした。今後は、自分の歩みの記録として書くほか、日々の勉強の中で感じた「気づき」を、関心のある方に読んでいただくことも意識して書いていきたいと思います。

今回は多読・多聴のメリットについてです。

ラジオを聴いたり、原書を読んだり、現在はインプットに偏った勉強をしていますが、インプット偏重の勉強にも良さを感じることがあります。

それは新しく覚えた単語・表現に出合う機会が増え、記憶の定着度が高まることです。

先日お気に入りのラジオ番組《叶文有话要说》の中で“怨天尤人”という成語が出てきました。知らない成語だったので辞書で調べたところ、数日たたないうちに、今度は毕淑敏のエッセイ集《心灵的力量》の中で同じ成語に出会いました。

ラジオ・ドラマであれ、原書であれ、幅広く中国語に触れていると、覚えたばかりの単語・表現に出合う確率が増えていきます。初めて出会ってから、別の媒体で同じ単語・表現に再度遭遇するまでの時間が短ければ短いほど、記憶の定着度が高まるように感じます。それは二度目に出会った時の「この間知ったものだ!」という喜びが刺激となって記憶を強化してくれるからです。

以上の理由から、中検対策用などの市販の参考書で単語を暗記する場合、並行して原書やラジオで幅広く中国語に触れる機会を作ると、記憶の定着度が格段に高まると思います。

実際、中検受験後に、原書の中で既に2回、過去門と今年度の試験に出た単語に出会いました。この2つは簡単には忘れないでしょう。

語彙を増やすためには、①意識して覚えること、②多読・多聴、の両方が欠かせないと思いました。これは既に広く周知されている一般論だと思いますが、身をもって体験するのとそうでないのとではインパクトが異なります。

二度目に出合う感動を味わうと、記憶が定着するだけでなく、「嬉しい」「もっと読もう」「もっと覚えよう」という気持ちがわいてくるのですよね。語学習得のコツは小さな小さな成功体験の積み重ねなのだと感じました。

失敗と後悔から学んだ語学学習を長く続けるコツ

随分前ですが、英語学習に熱心に取り組んでいた時期がありました。

「英語は絶対勉強するな!」のやり方に忠実に従って、これをがんばれば英語を自由に操れるようになるのだ!と期待感いっぱいで取り組んでいました。しかし、英絶のSTEP5までがんばったものの、最後のSTEP6でつまづいてしまいました。客観的な指数となるTOEICの点数が英絶開始当初と比べ、ほぼ変わらなかったためです。

TOEICの点数をあげることが目的であったわけではないのに、結果を受けて、「レベルアップできていないのだ」と落胆し、あっさりと勉強をやめてしまいました。

このことを振り返る度に、なんてもったいないことをしたのだろうと思います。すぐに目に見える結果が出なくても、続けていれば何らかの形になっていたかもしれません。

実はこの失敗のおかげで、中国語の学習を続けることができています。

上記で書いた英語学習期間はわずか半年でした。一方、中国語は学習を開始してから既に8年経っています。8年間、1日も休まず、とはいきませんが、途切れることなく学習を続けてこられました。

学習を開始したばかりの頃の急激に伸びていくあの楽しさはもう7年近く味わっていません。自分の中国語が一体伸びているのか、実感はありません。でも、数年前の英語学習での失敗談を思い返す度に、「続けていることが何より大事。やめてしまったらそれでおしまい」と自分に活を入れることで、停滞中でも勉強へのモチベーションを維持できています。

今でも「もし英語学習をあの熱意をもって継続していたら、どこまでいけていただろうか?」と思うことがあります。その先に想像できるのは、満足のいく英語レベルではないものの、今の私よりずっと先を歩いている自分の姿です。それを中国語にあてはめるならば、現在大きな進歩を実感できていなくても、数年先、10数年先の未来の自分が過去を振り返った時、きっと「続けてきたからこそここまでこられた」と思える日が来るはずです。

英語の集中学習を途中であっさりやめてしまったことへの後悔が、逆に今の私にとって中国語を粘り強く続ける動力となっています。目覚ましいレベルアップを実感できずにやめてしまうことは簡単ですし、それによって楽になれることは間違いありませんが、数年後に振り返った時に自分にのしかかる後悔の念がどれほどのものか想像できるので、やめようという気にはとてもなれません。

まさに、”学外语贵在坚持”です!


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