内山書店でベストセラーのキャッチフレーズに惹かれて手にとったところ、始めの数ページを引き込まれるように読めたので、「これだ!」と思って買った本でした。
早速その日のうちに数十ページ読んだところ、おかしなことにひっかかりました。
登場人物が突然、前触れなく出てくるのです。まるで読者にとっても既知の人物のように。こんなに読みやすい書き手なのに、登場人物の登場の仕方が唐突だなぁと思って読み進めたところ、それでは説明がつかない場面が次々と出てきました。
もしかして…と思って百度で調べたら、シリーズモノの後続版でした。道理でおかしいわけです。
内山書店のスタッフは当然前シリーズの続きものとは知らないでしょうから、あのようなPOPを書いたのでしょう…。
この時点で3、40ページ読んでいて、前のシリーズを(10冊)読んでから再度読もうかと思いましたが、背景はわからないなりに続きは気になる面白いストーリーではあるので、そのまま最後まで読み進めました。
しかし、正直なところ何が何だかわからなかったです。
この手のシリーズものでは以前、《藏地密码》に手を出して3冊まで読んだことがありました。この作品に比べれば、今回の作品の書き手はずっと読みやすいので、前シリーズは間違いなく楽しめるだろうと思いました。
ただ、シリーズものは追いついていけなくなると、どんどんわからなくなるので、前シリーズに手を出すのはまだ考え中です。結構勇気がいります。間をあけると忘れてしまうだけに、10冊読む間、他のジャンルのものが読めなくなりますし…。
いずれにせよ、今後、盗掘小説に手を出す時は注意が必要なことがわかりました。せっかく内山書店で原価よりも高い価格で買っただけに、今回の失敗は痛い教訓となりました。
みなさんもご注意を〜