May 2014

ご報告

お腹に子どもができました。
在宅で仕事しているので、仕事がない時はベッドを活動の中心(だらだら)としています。

困ったのは、妊娠してから勉強へのモチベーションが激減してしまったこと。以前、料理をしながらイヤホンで北京ラジオを聞いていた、あの隙間時間を利用しようというやる気が信じられません。

最近は以前より少しモチベーションが回復し、ぼちぼち勉強しています。
一番やる気の起こらなかった時期には仕事もパタリと来なくなり、やる気の回復と共に仕事が再びきはじめました。この流れ、よくできているな~と思います。

お腹が目立つまでに1件、通訳をしたいです。

翻訳は新しく登録したエージェント2社から仕事が来て、うち1社の依頼率が上がってきました。


順調にいけば年内出産です。
友人にも言われましたがママになる自分があまり想像できません(笑)



第6回原書会開催のご報告

2年ぶりの開催でした!
先日第6回原書会@東京(新宿)を開催しました。

場所はホテルローズガーデンのレストラン「チャオ」。
http://www.hotel-rosegarden.jp/restaurant/

結婚式会場としても使用されるだけあり、店内は豪華で素敵な雰囲気です。
早朝からのカフェ利用も可能なこちらのレストラン。8名の個室をお借りして落ち着いた雰囲気の中、開催することができました。チャオさん、ありがとうございました。


今回は計6名(女性5、男性1)のご参加となりました。

早速みなさんがご紹介された本を見て参りましょう。

★弥太郎さん (ブログ:http://ameblo.jp/yataro0617/

《杜拉拉2 华年死水》
外資で奮闘するララ第2作目ですね。第1作は平社員だったララですが、第2作目では昇進したことによりポストも上がります。ドラマも見られたそうで、ドラマは恋愛中心だったのに対し、小説の方がビジネスの内容が充実しているようです。お持ちの本、すごく読みこんだ感がありました!


《活着》
こちらは余華の作品。文字も大きく、すぐに読了できたとのことでした。そして原書で涙した初めての作品でもあったそうです。弥太郎さんは《活着》の後、さらに3冊余華の本を読まれたとのこと。次は《兄弟(上下)》にチャレンジされたいそうです(^^)


《呐喊》
鲁迅の作品です。大学時代に読書感想文の本として読まれた本で大事にとってあるとのことでした。中には短編作品がたくさん入っており、教科書として使用するのにぴったりの本に思えました。薄いのに中身たっぷりで持ち運びに便利な1冊です。


★Iさん

中国語原書では珍しい、ミステリー本をご紹介いただきました。

《大唐泥犁狱》
西遊記とミステリーを融合した作品のようです。唐の建国から丁寧に説明がされているので、歴史を知らない方でも大丈夫!とのことでした。中国ミステリーにみんな興味津々でした。私も中国ミステリーを読んだことがないですし、唐時代の理解も深まるとなれば是非読んでみたいです。


《追捕铜锣卫门:谋杀在云端》
こちらはなんとドラエモンが犯人となる台湾ミステリーです。Iさんはこちらの作品を1日で読了されたそうです!こちらも読みたくなりました。



《上帝禁区》
表紙のおどろおどろしい雰囲気の通り、次々に殺人が行われるストーリー。字が小さいのにも驚きでしたが、読者の理解を助けるために図がところどころに掲載されていました。暑い季節に涼みたい時に読みたい1冊です。



Iさんは中国語に触れてまだ半年。にも関わらず、ウェブ辞書をたよりに漢字の意味を調べながら原書を次々に読破されているのです。「ミステリーに興味があり、中国ミステリーを読みたかった」という理由で完全独学で取り組まれ、しかも読むスピードも速いのです。興味のあることをやる!というその姿勢に刺激をいただきました。

★シーシャンさん (ブログ:http://ameblo.jp/xishan0720/

《那些年我们一起追的女孩》
映画化された九把刀の作品です。映画を見て読みたくなったとのことでした。映画に比べ、作品の方が淡々としているとか。実は私も以前台湾へ行った時に買ってきて気になっている作品でした。九把刀の作品は、作者が作ったアプリがあるので、なんと電子媒体で読むことも可能のようです!



《接接在日本》
日本人男性と結婚して日本に住む台湾人女性がブログでつづったものが書籍となったもの。中をのぞくとかわいいイラストがたくさんあります。台湾人の目から見た日本の驚き、日本の不思議が書かれているようです。日本語版も出ているとのことでした。




★Fさん

《代表作》
60~70年代の代表的な短編小説をまとめたものです。男性バージョンと女性バージョンがあり、こちらは男性作家のもの。色々な文体が楽しめるとのことでした。短編集は自分の好きな作家を見つけやすく、次の1冊を選ぶ参考になるとお話されていました。各短編集の最後に当該作家のその他作品が記載されているので、好みの作家を見つけるのにぴったりですね!


私は《看见》と《拯救乳房》を紹介させていただきました。

《看见》はニュースキャスターの取材の裏話や取材で感じたことをつづったもの。印象深いのは筆者の従来の取材方式が全く通用せず、壁にぶちあたったドイツ人青年の取材記事。つまづき、悩む心境がつづられていて、記者の誠実さに好感がもてました。

《拯救乳房》は女性心理学者が、数名の乳癌患者を対象に心理治療を行う話。集まった成員のバックグラウンドが多様なこともストーリーを面白くさせていますが、この作者が焦点をあてる「死」に関するメッセージが特に印象深いです。



集まった原書はこちら↓↓



みなさん話しやすい方でそれほど緊張せずに会を進めることができました。参加されたみなさんの中には遠方からいらっしゃった方も。みなさん、先日はどうもありがとうございました(^^)そしてお疲れさまでした。会の進行へのご協力ありがとうございました。

今回久しぶりの原書会となりましたが、今後は定期開催していきたいと改めて感じました。
次回は8月を予定しています。日時が決まりましたらブログでご案内させていただきます(^^)





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